間もなく、2018年が過ぎようとしています。
本年も沢山の動物たち、飼い主様との出会い
があり、お話も沢山させていただきました。
そんな沢山の出会いの中で、特に印象に残った猫さん。
「あんずちゃん」
一昨年の2月、無症状であったが血液検査にて
腎機能の低下がみられ、食餌療法を開始。
定期的に血液検査を行いながら経過観察していたが
昨年の夏から食欲低下、元気消失の症状がみられたため
点滴治療を開始。
血液検査では重度の腎不全レベルではなかったが
点滴すると、改善傾向がみられるとのことであった。
以来本年の9月まで、ほぼ毎日点滴を行った。
本年4月には急に倒れ泡をふいたり、
重度の便秘になったり、夏の暑さのため食欲が
消失したり、後肢がナックリングを起こしたり
肺水腫に陥ったり・・・。
その都度その都度の対応で、何とか元気に
復活してくれておりました。
しかしながら今年の9月16日、飼い主様に
看取られながら、旅立ちました。
あと4ヶ月で20歳でした。
日々の治療とご家族の暖かいケアーの毎日で、
きっと、幸せな闘病生活を送れたのであろう
と感じます。
旅立ちから49日、100日という節目に
わざわざご挨拶に来院してくださいました。
これからも動物たち、飼い主様と向き合い
寄り添っていけるような暖かい獣医療を
目指していきたいと思う次第です。
本年も当ブログにご訪問いただきました皆様に、
心より感謝いたします。
本年は一ヶ月半以上も更新できない時期も
あり、皆様にはご心配をおかけしました。
また記事を書くにあたり、写真の提供に
快く了解いただいた患者様にも感謝いたします。
今年1年間で培った経験と様々な勉強会、セミナーで得た
知識や技術を来年の診療に活かしていく思いでおります。
良いお年をお迎えください!
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