この度、東京都獣医師会より
東京都の犬の平均寿命の文書が
送られてきました。
犬種別の寿命も載っており、
獣医師会、霊園、東京大学の
共同研究によるものだそうです。
東京都の犬の平均は13.7才。
一般的に言われている犬の平均寿命と
同等に思いますが、今から40年ほど前の
1980年の平均は何と「8.6才」
その頃私は獣医師の卵でもありませんでしたが
おそらく今のような月に1回投与するような
フィラリア予防薬がない時代でしたので、
フィラリア症で亡くなる仔が大変多かったのでは
と思われます。
飼い主様の動物に対する意識の向上
獣医療の進歩、ペットフードなど栄養学的な
研究の成果などがその要因のように思います。
数字でみると、この40年で平均が5才伸びている
ことになります。これから先の40年後はどうなっているのか
何とも想像できませんが、病気になってから治療するより
検診等でいち早く未病の時期を捉え、早期のうちに
治療していくことにより、平均より1才でも長生きしてくれる
仔たちが増えてくれることを目指して、日々診療していければ
と思う次第です。
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