「うちの仔(イヌ)が
目を離したすきに
飲みかけていたココアを少し
飲んでしまいました!?」
とお電話がありました。
ココアの原材料はチョコレートと同じ
カカオ豆なので中毒を起こす可能性の
あるものです。
犬はテオブロミンを分解する能力が
低いので、体内に長くとどまってしまう。
(約24時間)
もし中毒になってしまうと・・・
下痢、嘔吐
興奮状態(興奮、呼吸が荒くなる、
心臓の鼓動が激しくなる)
その他(頻尿、パウンティング、
けいれん、震えふらつき、ぐったりなど)
の症状を引き起こす可能性があります。
因みに犬のテオブロミンの中毒量は
体重1kgあたり50~100mgと言われています。
致死量は、あまりはっきり判っていませんが
中毒量の5倍摂取で50%の確率で亡くなってしまう
と言われています。
またココアのカフェイン量は100gあたり
ピュアココアが0.2g、ミルクココアは微量と
されています。
カフェインの致死量は
体重1kgあたり100~200㎎と言われているので、
カフェイン中毒はそこまで頻繁に起こるもの
ではありません。
(むしろコーヒーや紅茶、緑茶の方が多い)
日頃からココアの誤飲には十分ご注意いただき
万一、口にしてしまった際は、早めに
動物病院に連絡されることをお勧めいたします。
今回お電話いただいた仔は
幸い大事に至らずに済みました。
万一口にした際は「いつ、どのくらい飲んだか」
が、とても重要になります。
今回ココアをテーマにしましたが
チョコレートも同様にお気をつけください。
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