「くちゃくちゃしていました。」と
5歳の柴犬さんが来院されました。
詳細を尋ねてみると
「約2週間前に、クリップを
くちゃくちゃしていて
すぐに取り上げようとしたが、
飲みこんでしまった。
それからずっと気にしてみていたが、出てないようです。」
「でも食欲も元気もあり、何も気になることはありません。」
(よく事務などで使う金属のクリップ)
「金属はレントゲンを撮れば、はっきり写るので、
念のため撮ってみましょう」
とお話し、撮影しました。
すると・・・
輪っか状になっているものが、はっきりと写っていた。
おそらく幽門部(胃の出口)辺りと思われた。
クリップといえども、くちゃくちゃしたことで
変形し、先が尖ってしまい刺さっている可能性が示唆された。
今のところ臨床症状はないとのことであったが,
2週間も経過しているので、異物による胃の粘膜への影響が心配であった。
今の段階で症状がないからと言って、このままにしておくことはまずい。
飼い主様にその旨説明し、同意のもとオペすることとなった。
(つづく)
動物看護師が国家資格となり
本日、第一回の愛玩動物看護師の
国家試験の合格発表がありました。
当院は2名とも合格しました!!
仕事をしながらの受験勉強で、時には弱音を
吐くこともあったようですが、よく頑張ってくれました。
晴れて国に認められた愛玩動物看護師として
動物のため、飼い主様の笑顔のため
より力を発揮してくれることを期待しています。
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