バーマンの生後3ヶ月弱になる女の仔
「カルア」ちゃんが咳をすると来院されました。
前日の夜より食欲も廃絶し、元気さも
消失しているとのことでした。
肺の音を聞いてみると、「ザーザー」と
明らかに気になる音が聴取されたため
早速レントゲン撮影を実施した。
右の肺に肺炎を思わせる白い陰影が
確認された。
これほど小さな仔にとって、この所見は
重いと感じた。
食べていないことから点滴を施し、
栄養補助剤と抗生物質を注射した。
飼い主様によると
受診した当日の夜はぐったりして
死亡するのでは・・・と思えるくらい
状態は悪かったそうだが、翌日の朝から
すごく元気になり、食欲も出てきた
と来院された。
確かに前日の診察の間中、じっとしていたが
翌日には、時折仔猫らしい早い動きを
みることができた。
現在も治療を継続しているが
この状態を乗り切って、1日も早く
薬のいらない元気な生活に、
戻ってもらいたいものである。
このくらいの年齢で鼻水やくしゃみを呈する仔は
時々診ますが、この仔ほど肺炎所見を呈する仔は
あまり多くありません。現在改善傾向ですが
安心できるまでには、まだ時間がかかりそうに思います。
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