目の表面の角膜という透明な部分が何らかの原因で損傷される目の病気です。外傷性など外部の刺激によるものや、乾性角膜炎など涙の量が減ることによて生じるものがあります。損傷がひどいと穴が空いてしまい、目の内部の損傷を引き起こし失明に至ることがあります。角膜は痛覚に敏感なため、目の痛みが強く、しゅう明と言われる目をしょぼしょぼした症状がでます。また、痛みのため動物が自分で引っ掻くことで症状を悪化させるため、エリザベスカラーなどで目を保護しながら、抗生物質、ヒアルロン酸、アセチルシステインなどの点眼薬で治療します。場合によってはフラップ形成などの外科手術が必要となることがあります。
緑内障は、目の圧力が上がることで網膜にある視神経を障害し失明に至る目の病気です。前部ぶどう膜炎に継発したり、元々の体質や他の目の病気によって引き起こされることがあります。目の痛みが強く、白目の充血や眼科簡易検査で瞳孔が開いた状態(散瞳)を引き起こしている場合緑内障の疑いがあります。眼圧測定検査を行うことで診断がつきます。緊急的な処置としてはマンニトールの点滴や眼圧下降薬の点眼によりコントロールします。時に外科手術が必要となることがあります。
涙によって目頭の皮膚や毛が茶色に変色してしまう目の病気です。目には鼻に涙を逃す涙管という管がありますが、結膜炎や先天的な理由で涙管が詰まってしまい、涙を排泄できなくなると涙が目から溢れてしまい、目頭に涙やけを形成してしまいます。目薬で結膜炎などをコントロールしたり、食餌内容を見直すことで改善するケースもあります。また、涙管洗浄を行い涙管を再開通させると症状が改善するケースもあります。
猫における結膜炎は、目の結膜(白目とまぶたの裏側を覆う薄い膜)の炎症です。これは、バクテリア、ウイルス(特にヘルペスウイルス)、アレルギー、外傷などによって引き起こされることがあります。結膜炎を持つ猫は、目やに、赤み、目の腫れ、目をこする行動を示すことがあります。
猫の角膜潰瘍は、角膜に傷や損傷が生じる病状で、しばしば痛みや不快感を伴います。外傷、感染症、目の乾燥、または異物の侵入によって発生することがあります。猫が目をしばしば瞬かせたり、目をこすったり、涙が多く出る場合は、角膜潰瘍の可能性があります。
猫における白内障は、水晶体の不透明化により視力が低下する状態です。加齢、遺伝、糖尿病、外傷、または眼内炎症によって引き起こされることがあります。白内障の影響を受けた猫の眼は、見た目にも白く濁って見える場合があります。進行した白内障は視力の喪失につながる可能性があります。
角膜に潰瘍などの有無を検査し、その結果使用できる点眼薬の有無を判断します。
重度の角膜潰瘍の際、自己血清点眼をすることで改善が期待されることがあります。当院では、自己血清点眼薬を作成することが可能です。
難治例や、より高度な検査や診療が必要とされるケースでは、眼科専門医をご紹介させていただいております。ご紹介後もアフターフォローをさせていただきます。
〒156-0043 東京都世田谷区松原6丁目11−1
時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | / |
16:00-19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | / |
※14:00-16:00は手術・往診(予約制) | |||||||
休診日 | 木曜・日曜祝日 | ||||||
診療受付 | 9:00~00-12:00 / 16:00~19:00 | ||||||
診療対象 | 犬・猫 |
当院に専用駐車場はございません。下記マップにあるスーパーパルケ裏のコインパーキングをご利用下さい。
駐車料金200円を病院で負担しますので、受付にお申し出ください。ご不明な点は電話でお問い合わせ下さい。
現金決済の他下記カードでのお支払いを受付けてます。