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内分泌科

どんな症状でお悩みですか?
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もしこのような症状があれば、内分泌科の病気の可能性があります!

考えられる病気・疾患

犬の主な内分泌科の病気・疾患

その名の通りおしっこに普通検出されない糖が検出されるようになる病気です。人でもよく聞く病気ですが、実は恐ろしい病気で、放置すると亡くなる事があります。血液中の糖は膵臓から分泌されるインスリンという内分泌ホルモンによって細胞に取り込まれることでエネルギーとして利用されます。糖尿病になるとインスリンが少なくなるか、作用しなくなるかどちらかが生じるため、細胞は糖を利用できなくなります。また、血液に糖が過剰に残留することで、電解質イオンや水の調節がうまくいかなくなり、体を一定の状態に保つ恒常性という機能が働かなくなります。この事が全身的な細胞の飢餓状態や体液バランスの不均衡を引き起こし身体中の細胞が生きてゆく事ができなくなります。早期に診断し、インスリン療法と食餌の改善を行うことで日常の生活を送れるようになります。

喉のところにある甲状腺から分泌されるホルモンの分泌が低下する内分泌の病気です。
甲状腺ホルモンはさまざまな物質の合成や分解(代謝と呼ばれる)に関わっているため、代謝機能が低下します。このため太りやすくなり、動きたがらなくなり、筋肉量が低下し、熱の産生能が弱るなどいわゆる早くに老化したような症状を引き起こします。
放置すると他の様々な病気(脊椎疾患、糖尿病、皮膚疾患、特発性前庭障害など)を悪化させることもあります。甲状腺ホルモン薬の服用をすることでいわゆる若返り生活の質を上げる事ができます。

左右の腎臓の脇にある副腎という臓器の、特に皮質部分から分泌されるコルチゾールと呼ばれる内分泌ホルモンが、過剰に分泌されるようになる内分泌の病気です。
副腎が腫瘍化する副腎腫瘍と、副腎に分泌の命令を出す脳下垂体が腫瘍化する下垂体性副腎皮質機能亢進症の2つのタイプがあります。
下垂体性副腎皮質機能亢進症は、トリロスタンと呼ばれる内服薬を継続的に使用することでコントロールすることが多いです。
コルチゾールが過剰な状態が続くと心臓、肺、肝臓、腎臓などにダメージが生じ、多臓器の障害を引き起こし、その治療が難しくなります。このため他の病気をコントロールするために副腎皮質機能亢進症の治療を行う必要性が生じる事が多いです。うまくコントロールされると普通の生活を営む事ができるようになります。

猫の主な内分泌科の病気・疾患

人間の糖尿病と同様に血液中の血糖が正常値よりも高い状態が続く病気です。初期症状は多飲多尿、体重減少がみられ、重症化すると食欲元気喪失、脱水をおこし合併症を併発し死亡することもあります。
食餌療法やインスリンの注射により、血糖値をコントロールしていきます。

甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気です。原因は不明とされており、高齢猫で多く見られます。食欲増進があるのに体重が減少したり、歳のわりには活動的に行動するなどの症状が特徴的です。
最近は増加傾向にある病気で、血液中のホルモンを測定して診断していきます。

甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気です。活動性が低下し、食欲廃絶することもあります。甲状腺ホルモンを測定し、低下している場合甲状腺ホルモン剤を投与していきます。
犬に比べ猫での発生は少ないと言われています。

内分泌科治療3つの特徴

診断と治療計画

内分泌の病気はしっかり診断することが大切です。血液検査所見と臨床症状をみて、総合的に判断します。正しい診断のもと治療計画を立てていきます。

長期的なモニタリング

内分泌疾患は、一時的なものでなく生涯にわたって治療していくケースが多く、定期的に血液検査等を行い投薬量の調節をしていきます。

多面的な治療

薬物療法がメインの治療となることが多いですが、食餌内容の見直しや運動・生活環境の改善等も飼い主と相談しながらすすめていきます。

診療時間
時間帯 日祝
9:00-12:00 / /
16:00-19:00 / /
※14:00-16:00は手術・往診(予約制)
休診日 木曜・日曜祝日
診療受付 9:00~12:00 / 16:00~19:00
診療対象 犬・猫
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